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2014.2.9

『空洞化する予算審議』

こんにちは。平木だいさくです。

今週末は全国的に大荒れの天気となりました。20年に一度の大雪のせいで、昨日も各地で交通事故や停電などの被害がでています。

本日も不要不急の外出は避け、スリップや転倒にも十分お気をつけください。

国会では先週、平成25年度の補正予算が成立しました。

消費増税を4月に控え、新興国経済の失速などにも備えて、景気の腰を折らせないために編成した経済対策です。着実な執行を政府に働きかけていきたいと思います。

予算審議は、首相をはじめとする重要閣僚が出席し、テレビ中継も入ることが多いため、政治の「見せ場」の一つとされています。

一昨日、私の同期である河野よしひろ議員が、この大舞台で初質問に挑みました。

台風30号が甚大な被害をもたらした、フィリピンの被災地でおこなった調査をもとに、支援を通じた日本の国際貢献や、今後の防災・減災の取組みに関する質問となりました。

同期みんなで応援にいったのですが、現場感あふれる“公明党らしい”質問を、落ち着いて、堂々と繰り広げる姿に拍手喝采でした。

いよいよ来週からは、平成26年度の本予算審議へと続くのですが、質疑の様子をテレビや新聞で見ながら、あれっ?と思った方はいないでしょうか。

例えば、先週の質疑で取り上げられたテーマをいくつか列記してみると…
・NHK会長の発言
・教育委員会改革
・集団的自衛権
などなど。

気づかれた方も多いと思いますが、予算審議と言いながら、国家予算と一見無関係に思えるテーマについても、随分議論されています。

これは「予算」が、今後一年間の政治を規定するものであるため、予算そのものでなくても、国政のあらゆる重要事項について議論してよいとされているためです。

テーマを自由に設定できる事のメリットも少なくないのですが、一方で、スキャンダルや問題発言の追求にばかり時間を費やしてしまい、結果として、予算そのものの議論が中途半端に終わるといったデメリットも指摘されてきました。

現在、与野党とも、国政における最優先課題は、景気・経済の回復と被災地の一日も早い復興であるとしています。

であるならば、予算審議においては、こうした分野での税金の使い方(「予算」)について、もっと掘り下げた議論が必要なはずです。

今後国会中継をご覧になる際には、各党がどの程度優先度の高いテーマについて議論をしているのか、はたまたパフォーマンス重視なのか、是非見比べて頂きたいと思います。

寒い日が続いていますが、オリンピック・パラリンピックの舞台であるソチでは、真っ向勝負の熱い戦いが始まりました。

私も、日本選手団に負けない熱いハートで、真剣勝負の言論戦を展開して参ります!