『「好循環実現国会」は後半戦へ』
こんにちは。平木だいさくです。
平成26年度予算が成立しました。終わってみれば「戦後3番目のスピード成立」となりましたが、年度内に決着させることができ、ひとまずほっとしています。
4月からの消費増税を控えて、景気を下支えするためにも、3月中の予算成立は至上命題でした。
この一週間は、農林水産委員会、政府開発援助特別委員会、そして予算委員会と3度の質問に立ち、大忙しでしたが、僅かながらも与党の一員としての責務を果たすことができました。
また、私の“TVデビュー(!?)”となった20日の予算委員会質疑に際しては、全国から沢山の応援メッセージを頂きました。本当にありがとうございます。
なかには「そろそろと思い、テレビをつけたら、終わっていました!」なんて声も…。
そうなのです。今回、私の登場時間は、閣僚による答弁も含めて、全部で10分間。あっという間に時間切れとなってしまいました。
10分で一体何を問うべきなのか。質問に立つ直前まで悩みに悩んだ末、安倍総理に、現場の声や実態をストレートに伝えることを主眼に、質問を組み立てました。
まだまだ反省点ばかりなのですが、これからも、与党だからと遠慮などせずに、自分らしく、そして公明党らしく、シャープで精緻な論陣を張っていきたいと思います。
委員会審議を終え、税法と並んで来年度予算を可決したこの日の本会議では、実はもう一つ別の法律が、全会派の賛成により参議院を通過しています。
その名も「雨水利用推進法」。雨水をためて、災害時などに使うことを目指す法律です。
近年、ゲリラ豪雨などによって、雨量が下水処理能力を超えてしまい、道路が冠水するような被害が相次いで発生しています。
そこで具体的には、雨水を貯留して、トイレの水洗や草木への散水に使ったり、消火活動や災害時の使用に備えることで、下水道や河川への急激な流入防止に取り組みます。
既に昨年の通常国会の衆院本会議で、全会一致で可決していたものの、「ねじれ」が続いていた参院において、安倍総理への問責決議が可決された影響で廃案となっていました。
この法案は、昨年引退された加藤修一・前参議院議員が中心となって推進に取り組んできたものです。
党の大先輩が、執念をもって取り組まれてきた法案を通す事ができ、喜びもひとしおです。
同時に、こうした全会派が賛成する法案すら、国会がねじれているといつまでも成立できないという、昨年までの政治の停滞を実感する機会にもなりました。
通常国会は、来週からいよいよ後半戦に入ります。
成長戦略に関連した33本もの法案審議を含め、経済の好循環実現のための具体策を議論することになります。
景気回復の実感を日本の隅々にまで届けるべく、ますます元気に頑張って参ります!