
2025.3.10
各国首脳の被爆地訪問促せ
参院予算委員会は10日、石破茂首相らが出席して石破内閣の基本姿勢に関する集中審議を行い、公明党は高橋みつお氏と、平木だいさくが質問に立った。
平木は、米ニューヨークで3~7日に開かれた核兵器禁止条約第3回締約国会議への参加を踏まえて「核なき世界」の実現に向けた取り組みを訴えた。
同会議を巡り、核兵器は二度と使われてはならないとの「核のタブー」が破られる恐れや、核軍縮の枠組みが揺らいでいるといった危機感の下で議論が進んでいったと報告。その上で「核保有国の首脳に被爆の実相を心に刻んでもらうことが今ほど重要な時はない」とし、広島・長崎への訪問を働き掛けるよう求めた。
また、世界の被爆者支援と環境修復への積極的な取り組みを提唱。岩屋毅外相は、同会議における国際的な信託基金設立の議論も注視しながら「最も適切な支援を検討したい」と応じた。(3月11日付公明新聞抜粋・編集)