2013.2.27
農業をどう守り、育てていくか
この二日間、見渡す限りの稲田や蓮田の間を走ってきました。本日も土浦、龍ヶ崎、潮来、鹿嶋と茨城県内での活動。昨年、県内最初の視察地として訪れたのが、本日各地をご案内頂いた八島功男県議のご実家・八島農園でした。「見るだけでは…」ということで、私も蓮の収穫を実体験させて頂きました。
茨城県内を歩き、また様々なお話をお伺いする中で、改めて日本における農業の重要性を実感します。政府は、先日の日米首脳会談を受け、TPP交渉参加に向けて動き出しました。同時に、最大の懸案である農業の競争力強化に向けた具体策の検討も始まるようです。
賛否両論が逆巻くTPP交渉参加ですが、これまでは、参加=農業壊滅といった話にすり替わり、不毛な議論に終始してきました。今後、交渉に載せる例外品目の絞り込みなど各論に入っていく訳ですが、TPPとは別に、この国の農業をどう守り、育てていくかという検討こそ重要であることを忘れてはなりません。
特に、後継者をどう育成していくのかは、喫緊の課題と言えます。就農者の高齢化が進み、このままでは、あと10年もすると関税の有無に関わらず、担い手が消失してしまう。危機感をバネに、農地法の改正も含めた抜本的な改革を議論すべき時を迎えています。