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2013.11.4

『こども虐待のない社会を目指して』

みなさん、こんにちは。平木だいさくです。

今月は児童虐待防止推進月間。公明党では「オレンジリボン街頭」と銘打ち、こどもの命とこころを守るための街頭演説会を、全国各地で行っています。私も今日は千葉県内で街頭に立つ予定です。

オレンジリボン運動は、2004年、栃木県小山市で起きた痛ましい事件が発端となりました。当時3歳と4歳の兄弟が、父親の友人から繰り返し暴行を受け、命を落としてしまったのです。

実はその兄弟の様子に、まわりの大人が虐待に気づき、いったんは保護をされたのですが、その後適切な措置を取らなかったために、悲劇が起きてしまいました。

もう二度とこのような悲劇を起こしてはならない。まわりの大人が、地域の人たちが、そして行政がしっかりと連携し、協力する中で児童虐待を防ぎ、大切なこどもたちの命をまもるために、オレンジリボン運動は始まりました。

近年、こどもが虐待を受け、命を失ってしまうという事件が、年間60件近くも起きています。虐待を受け、苦しんでいるこどもの中には、その苦しさの余り、自ら命を断ってしまう子もいます。

公明党はこれまで、児童虐待防止法の成立をリードしたほか、その後も2007年の法改正で、児童相談所の立ち入り調査の権限強化を実現するなど、この問題に一貫して取り組んできました。

これからも、助産師経験のある人や、子育て経験が豊富な地域のシニア世代を活用した支援体制づくり、更には専門家による電話相談の充実など、子育て支援と虐待防止に全力で取り組む予定です。

しかし、こども虐待の防止は、決して児童相談所や市町村などの行政だけで行えるものではありません。こどもの成長と発達を支援することは、社会全体の責任です。例えば、働き盛りの男性が積極的に育児に関わる、通称「イクメン」の取り組みは、担い手を増やし、出産後の母親を孤立させない意味でも大変重要な取り組みです。

こども虐待のない社会へ向けて、私も更なる対策の充実・強化に取り組んで参ります!