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2013.10.19

『「ねじれ」を超えて』

みなさんこんにちは。平木だいさくです。

待ちに待った臨時国会が、15日から開幕しました。「ねじれ」が解消された今、政治に求められるのはスピード感と実行力。12月6日までの53日間という短い会期ですが、産業競争力強化法、社会保障制度改革プログラム法など、成立を目指す法案が山積みです。必要な施策をタイムリーに打つことができるよう、全力で取り組んで参ります。

今週、日本の国会召集と時を同じくして注目を集めたのが、アメリカにおける政治のドタバタ劇でした。議会で予算が成立せず、自由の女神や各地の博物館などの観光名所が閉鎖された様子をニュースでご覧になった方も多いと思います。

この政治の混迷。引き金となったのは、やはり議会の「ねじれ」でした。下院で過半数を握る共和党が、予算案や国債を発行する法案を人質にとり、オバマ政権に社会保障政策の変更を迫ったのです。反発したオバマ大統領と下院が互いに譲らず、もう少しで世界一信用力の高い米国債の元利払いが、停止する寸前にまで追い込まれてしまいました。

この件で思い起こされるのは、昨年末、まだ日本の国会が「ねじれ」ていた時に成立させた公債発行特例法案です。実は昨年まで、日本の国会でも野党が国債発行の承認を人質にとって政策の変更を迫ることが常態化していました。

こうした状況の中、これ以上政治を停滞させることは許されないとの趣旨で、自民、公明、民主の3党が話し合い、2015年度までの3年間はこうした不毛な足の引っ張り合いをやめることに合意したのです。「ねじれ」を超えて、国会での審議を正常化させた点で、この決断は日本の政治史に輝くものとなりました。

与野党の立場の違いはあれ、全ての議員は、国民から負託を受けた存在です。日本の未来をかけた正念場ともいえる今、私たち議員一人一人が、政局や党利党略ではなく、国民の方をしっかりと向いて議論する中でこそ、よりよい政策形成ができるはずです。

今国会、まずは皆様に政治をわかりやすく伝える努力をしていきたいと思います。そして何より、スピード感をもちつつも、しっかりと野党の意見にも耳を傾けながら、丁寧な議論を心がけたいと思います。

間もなく、私も初めて国会での質問に挑戦します。緊張してうまくできるか不安もありますが、誇り高き公明党のバッジと皆様の思いを胸に、全力で論陣を張って参ります!