2014.9.28
御嶽山の噴火 木曽町で現地調査
漆原、長沢、平木各議員ら、救援・被害状況を聞く
長野・岐阜県境の御嶽山の噴火で大きな人的被害が出ていることを受け、公明党御嶽山災害対策本部の漆原良夫本部長代理と、長沢広明事務局長、平木大作事務局次長は28日、御嶽山の東側に位置する長野県木曽町に急行した。太田昌孝同事務局次長(党長野県本部代表=県議)、中村努・諏訪総支部長(塩尻市議)が同行した。
一行は、木曽町の災害対策本部が置かれている町役場を公明党の中村博保町議とともに訪れ、原久仁男町長らに救援活動の状況などを聞いた。原町長は救援活動の現状について、登山者の正確な数や身元が分かっていないとした上で、「自衛隊と消防関係が早く来てくれて助かっている」と述べた。今後の課題として「農業被害がかなり出そうだ」と指摘し、観光面では南木曽町で起きた土石流災害に伴う観光客の激減に、噴火が追い打ちをかけることを懸念し支援を求めた。
これに先立ち一行は、木曽町の開田高原で農業者らに被害状況を聞いた。このうち、中村保さん(45)は、出荷時期を迎えた「御嶽はくさい」の畑に火山灰が降り積もり、灰を落とす水洗いの作業が必要な上、商品価値が下がることによる大幅減収が見込まれると説明した。
調査を終え、漆原氏は「まず、救援活動に全力を挙げる。農業や観光被害についても、国と県がしっかり連携して手を打っていく」と話した。
公明が災害対策本部設置
公明党は28日、長野、岐阜両県にまたがる御嶽山が噴火したことを受け、党本部に「御嶽山災害対策本部」を設置した。メンバーは次の通り。
▽本部長 井上義久
▽本部長代理 漆原良夫
▽副本部長 魚住裕一郎 石田祝稔
▽事務局長 長沢広明
▽事務局次長 平木大作 太田昌孝 岩花正樹 安本美紀
(2014年9月29日付公明新聞)