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2015.12.25

トンネル天井崩落事故の現場視察(千葉・君津市)

千葉県君津市を通る国道410号のトンネル「松丘隧道」(全長91.3メートル)で23日に発生した天井のモルタル崩落事故を受け、公明党の平木大作参院議員は25日、現場を緊急視察した。党千葉県議団(藤井弘之団長)と君津市議らが同行した。

県の担当者によると、剥がれ落ちたモルタルは長さ約20メートル、重さ約23.5トン。事故発生時に通行していた車はなく、けが人はいなかった。現場近くで飲食店を経営する男性(77)は、「ドーンという大きな音がして、トンネルの中を見ると白い煙が立ち込めていた」と話し、「(簡易信号が)赤になっている時に事故が起きた。青だったら何台か巻き込まれていたと思う」と声を震わせた。

このトンネルは、2012年に中央自動車道・笹子トンネルの天井板が崩落した事故を受けた点検で、モルタルの老朽化が判明。14年6月から夜間は通行止めにして補修工事を行っていた。国の専門家の調査では、モルタルの厚さが設計の倍の20センチだったことや、モルタルと基礎部分との間に15センチの隙間があったことが原因ではないかと推測。県はトンネル付近を通行止めにし、当時の状況や原因などについて調査を進めている。

平木氏は「こうした事故が二度とないように原因を究明し、調査結果を全国に徹底していく」と語っていた。(2015/12/26公明新聞)