2016.9.1
パナマ 下水処理場を視察
日本の支援で生活快適に
公明党中南米訪問団(団長=山口那津男代表)は1日午前(日本時間1日深夜)、日本の資金協力(円借款)などによる「パナマ市及びパナマ湾浄化事業」(実施主体=パナマ保健省)の一環として2013年から稼働しているフアン・ディアス下水処理場を視察した。
同事業は、市街地の河川や側溝を通じて未処理下水が垂れ流され、深刻な水質汚濁、悪臭被害に悩まされていたパナマ市とパナマ湾の状況を改善するため、下水管網や下水処理場などを整備するもの。これに付帯する技術協力として、15年からは下水道事業の運営改善に向けて、日本の専門家がノウハウを伝授している。
山口代表らは、事業の概要の説明を受けた後、下水処理場で微生物を活用して汚水を浄化している状況を確認。パナマ保健省の担当者は、「日本の皆さまのおかげで、パナマの人々の生活の質が上がり、快適になってきている」と述べ、日本の支援に謝意を表明した。
視察後、山口代表は「この事業をモデルに、パナマ国民が恩恵を実感できる支援を推進したい」と語った。
(2016/09/03公明新聞)