2019.9.25
党青年訪中団がネット会社と 上海で職場環境めぐり懇談
毛副総裁(手前左)と懇談する平木団長(奥中央)ら=25日 上海市(撮影・中嶋健二)
公明党青年訪中団(団長=平木大作青年委員会顧問)は25日、遼寧省大連市から上海市に移動し、インターネットを介し、食を中心に生活関連サービスを幅広く提供する「美団点評」を訪問した。
応対した毛方副総裁は、料理の配達回数が1日当たり最大3000万回に上ることなどを挙げつつ、時価総額が600億ドルに迫る、中国で3番目に大きいネット会社だと紹介した。
平木団長は、社員の平均年齢が27歳と若い点に触れ、「若者の活躍が企業の躍進を支えていると感じた。やる気をどのように引き出しているのか」と質問。毛副総裁は、「社員自らが仕事目標を決め、達成状況は上司のみならず同僚も知ることができる。透明性ある人事評価を取り入れた」と答えた。
一方、平木団長は、大量のデータが国境を越えてやり取りされる「デジタル経済」について、「日本と中国が協力し、自由で公正なルール作りに向け、リーダーシップを発揮していきたい」と述べ、日中間の協力に期待を寄せた。
一行は企業訪問に先立ち、情報通信技術(ICT)の研究や生産を行う企業約20社が集まる地区「張江人工知能島」も訪ね、人工知能(AI)が根付く近未来の生活を体験した。