2019.9.26
党青年訪中団と企業関係者ら 蘇州で意見交換
観光に携わる企業・行政関係者と懇談する平木団長(左端)、高瀬副団長(左から3人目)ら=26日 蘇州市(撮影・中嶋健二)
公明党青年訪中団の平木大作団長(青年委員会顧問)らは26日、上海市から、隣接する江蘇省蘇州市に移り、観光に携わる企業関係者らと活発に意見を交わした。
蘇州市は多くの運河が走る“水の都”。人口は約1100万人。世界文化遺産の庭園が点在する旧市街「蘇州古城」がある一方、ハイテク産業が集積する中国有数の開発地域を抱える。
平木団長は、人口減少社会を迎えた日本の現状を説明した上で、「観光は経済成長の柱。来年夏の東京五輪後も見据え、文化や歴史を生かした観光に力を入れる蘇州市から学んでいきたい」と述べた。
中国側の参加者は「蘇州市発祥の伝統劇『昆曲』のPRにアニメなどを積極活用している」「市内に散らばる文化財をつなぐ観光ルートを開発した」などと報告。高瀬弘美副団長(同副委員長)は、案内標識などの多言語表示が日本各地で進む様子、公明党が推進する街のバリアフリー化や無電柱化などを紹介した。
一行はその後、上海市に戻り、中国共産主義青年団(共青団)上海市委員会の王宇書記と歓談。今回の訪中の全ての行事を終え、帰国する。