事務局長を務める「年収の壁プロジェクトチーム」（座長＝西田実仁参院会長）を開催。立教大学の首藤若菜教授から「就業調整と女性労働」と題した講演を聴き、意見交換した。

首藤教授は、一定の年収を超えると社会保険料や税負担が発生し、働き控えが生じる「年収の壁」の実態について「就業調整しているのは中高年女性に圧倒的に多い」と指摘。その上で、女性労働者には短時間就労のニーズがあると紹介するとともに、非正社員と正社員の賃金や手当の格差があることに言及。短時間就労できる環境整備へ、賞与支給制度適用といった労働条件の雇用形態間格差の縮小などの必要性を強調した。