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2023.8.9

マイナトラブル再発防げ 総点検の詳細な工程表求める

公明党デジタル社会推進本部(本部長=大口善徳衆院議員)は9日、衆院第2議員会館で会合を開き、マイナンバーカードを巡るトラブルを受けた総点検の中間報告を踏まえた対応について政府側から説明を聴取し、再発防止を強く要請した。大口本部長は、国民目線に立った丁寧な対応が必要だとして、政府に対し、信頼回復に向けた取り組みに全力を挙げるよう強く要望。その上で総点検や再発防止策の実施時期など詳細な工程表を示すよう求めた。出席した尾﨑正直デジタル大臣政務官は「重く受け止めて対応したい」と応じた。

会合で政府側は、総点検の中間報告とともに再発防止対策、マイナカードと保険証を一体化する「マイナ保険証」への対応について説明。再発防止対策では、9月中にマイナンバー登録の人為的ミスを防ぐためにガイドラインを作成することや、各種申請時のマイナンバーの記載義務化、登録事務のデジタル化などを進めると話した。

マイナ保険証を持たない人に交付する資格確認書に関しては、本人の申請によらずマイナ保険証を保有していない人にプッシュ型で一律交付すると説明。さらにマイナ保険証1枚で、生活保護の医療扶助や子どもの医療費助成制度を利用できるようにするなど、マイナ保険証の利便性を高めていく取り組みを進めていくと述べた。