
2025.2.26
“国会議員リポート” 韓国との多面的な交流
一衣帯水の関係にある日本と韓国。両国を結ぶのは国民の多面的な交流です。
「前途有望な青年が強制送還されそうだ」。8年前、こんな声を受けてお会いしたのは、韓国出身の裵株漢さん。漫画に描かれる日本の高校生活に憧れ、独学で日本語を習得。高校入試も合格、新生活を始めた矢先、入管から在留資格認定証明書の不交付通知が届き、途方に暮れていました。
理由は、日本語能力の不足。「授業にも問題なくついていけるのになぜ?」。調べると、所定の日本語学校での履修が交付要件となっていたことが判明。運用の見直しを訴え、法相の判断で在留資格を得ることができました。夢に向かって一歩踏み出した若者の挑戦に一役買うことができ、ほっと胸をなで下ろしました。
一方、課題が多いのが政治面での交流。韓国の若手国会議員と出会いを重ねてきましたが、出入りの激しい韓国政界とは、腰を据えて交流を続けなければならないと考えています。
2014年、韓国政界の若手リーダーと福岡市内で懇談した際、飛び入り参加したのが、当時ソウル大学教授で現駐日韓国大使の朴喆熙さんでした。あふれるアイデアと情熱が、今後の難局で大いに発揮されることは間違いありません。心強い味方を得た思いです。(2月26日公明新聞)