『決算の参議院』
こんにちは。平木だいさくです。 年の瀬となり寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
まずはこの一年。皆様のお陰で初当選を勝ち取り、政治家としての第一歩を踏み出すことができました。感謝の思いで一杯です。本当にありがとうございました。
今週、政府の来年度予算案が閣議決定され、慌ただしかった仕事もようやく一段落しました。
この予算案については、既にさまざま議論が始まっていますが、今日取り上げたいのは、その予算が実際にどのように使われたかをチェックする決算審査について。
これまで、折にふれて農林水産委員会での活動は報告してきたのですが、実は先の臨時国会において、私は決算委員会にも所属していました。
では、どうして決算委員としての活動をお伝えしてこなかったのでしょうか?
答えは簡単。55日間の会期中、決算委員会はたった1日しか開かれなかったからです(しかも私に質問のチャンスは回ってきませんでした)。
国会論戦の花である予算審議に比べ、否決や警告決議が法的拘束力をもたない決算審議には、従来からあまり関心が払われてきませんでした。
加えて、長らく続いたねじれ国会の影響で、決算審議は後回しにされ、現時点で参議院では2011年度決算が、衆議院に至っては2009年度決算の審査がいまだ終わっていません。
この状況は国会の怠慢と言われても仕方ありません。
そもそも民間企業であれば、年度末を終えて1ヶ月半から2ヶ月の間に決算を発表し、その結果を次年度の経営計画に反映させるのはあたり前の話です。
逆に言えば、予算の適切な執行の検証がないまま、翌年度の予算編成をしたところで、税の効率的な使い方ができるのか、財政再建が進むのか、説得力をもちえません。
かつて参議院は、決算審査の充実に取組み「決算の参議院」と言われました。いよいよ国の財政が厳しい現在、更なる審査の充実が必要です。
明年は、農林水産委員としてだけでなく、決算委員としての活動もご報告できるよう、この年末年始を使ってしっかりと準備を進めたいと思います。
年内のメールマガジンの発行はこれで最後となります。
あらためてこの一年間、真心のご支援を頂き、ありがとうございました。 明年は更にパワーアップして、仕事に邁進して参ります!引き続き全国各地でお世話になりますが、どうぞ宜しくお願い致します。
それでは皆様、よい新年をお迎え下さい。