2014.7.31
アジアの未来「若い世代に」
公明新聞:2014年8月2日(土)付
党青年訪韓団 韓日議連幹事長らと会談
公明党青年訪韓団(石川博崇団長=青年委員長)は7月31日、ソウル市内の韓国国会議員会館内で韓日議員連盟の姜昌一(カン・チャンイル)幹事長と会見した。
冒頭、7月1日に行われた日本の安全保障法制整備に関する閣議決定が話題に。石川団長は「公明党の主張によって、憲法の平和主義を守り抜き、他国防衛を目的とした自衛権の行使はできないよう歯止めをかけた」と理解を求めたのに対し、姜幹事長は「公明党はこれまでも韓日関係が悪化した時に頑張ってくれた。これからも存在感を発揮してほしい」と応じた。
さらに姜幹事長は韓日関係について、「長い歴史の中で見れば、これほど平和的な近隣関係はない。関係改善へ、アジアの未来は若い世代に託したい」と述べ、訪韓団に期待を寄せた。
その後一行は、議員会館で与党セヌリ党の金世淵(キム・セヨン)、文大成(ムン・デソン)の両国会議員を訪ねた。両国の青年議員同士の懇談では、韓国への盲導犬の導入やサハリン在留者の家族との再会支援など、これまで公明党が日韓関係の発展に尽力してきた歴史に触れながら意見交換。
金議員は「公明党が長年にわたり韓日関係の発展に寄与し、現在の連立政権で政策の一貫性を維持しようと努力していることを高く評価する」と発言。これに対し石川団長は、深い理解に感謝しながら、「日韓関係改善に向け、青少年、議員、政府間など重層的な交流促進に全力を尽くす」と語った。
一行は30日には、ソウル市内にある私立大学「国民大学校」を訪れ、柳智穂(ユ・ジス)総長を表敬訪問した後、日本学研究所の李元徳(イ・ウォンドク)所長をはじめとする研究者らと交流した。