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2015.3.14

『転んでも、ただでは起きない公明党(!?)』

こんにちは。平木だいさくです。

国会周辺は、春らしい暖かな風を感じる季節となりました。

来週末には、いよいよ桜前線が列島を北上し始めるようです。もうお花見の予定は立てられましたか?

一方で、最近は花粉情報を見るたびに一喜一憂するなんていう声も…。

季節の変わり目です。体調の変化には呉々もお気をつけください。

さて、通常国会の召集から7週間が経過し、ようやく昨晩、来年度予算案が衆議院を通過しました。

日替わりでテーマがめまぐるしく変わる“大忙し国会”となっていますが、それは取りも直さず、皆様にお伝えしないといけないことが沢山あるということでもあります。

忙しさにかまけず、春風とともにブログを再開したいと思います。是非お付き合い下さい。

本日のテーマは、今各地で話題沸騰の『プレミアム付き商品券』。

緊急経済対策の中に、公明党の提案で入れられた地方創生の取り組みです。

でも『商品券』と聞いて、かつての“苦い記憶”を思い出した方も少なくないのではないでしょうか。

実は、今回の『プレミアム付き商品券』。淵源をたどると、16年前に公明党の強い主張で実現した『地域振興券』にまでさかのぼることができます。

これは当時、個人消費の喚起と地域経済活性化を目的として発行され、高く評価する声も沢山頂いたのですが、マスコミや野党からは散々に批判された政策でもありました。

中でも多かったのが、

「タンス預金に回ってしまい、景気浮揚効果はなかった。単なるバラマキだ」

というもの。

当時のことを覚えている方の中には、大丈夫かな?と半信半疑な方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ご安心ください。

転んでも、ただでは起きないのが公明党。

頂いたご批判をそのままにせず、どうすればより大きな消費喚起につながるのかを、各地方議会で試行錯誤する中でたどりついたのが『プレミアム付き商品券』です。

基本的な仕組みはいたってシンプル。

1枚1,000円・10枚ひとつづりで、お買い物やお食事の際に使って頂ける、1冊1万円の『商品券』があるとします。

この『商品券』1冊まるまるを(つまり1万円分を)税金で賄い、各家庭に配布したのが16年前の取り組みでした。

今回は、希望者が1万円を自分で支払い、『商品券』を買ってもらう点が大きく異なります。

但し、このままでは誰も買ってくれる人がいないため、『プレミアム』と呼ばれる“おまけ”をつけて売ることにしました。

例えば、20%の『プレミアム』が付く場合、1冊1万円の『商品券』に、1,000円券がもう2枚“おまけ”としてついてきます。

つまり、1万円出して、1万2,000円分使って頂けるお得な『商品券』。嬉しいですよね。

因みに、税金で賄うのは、この『プレミアム』の部分だけです。

このような仕組みにしたことで、以前と比べて、大きく2つの点が改善されました。

まず一つ目は、同じ予算規模で取り組んだとしても、『プレミアム』部分だけを税金で賄うため、全額税金で賄う場合より、多くの『商品券』発行が可能となります。

上述の『プレミアム』20%の場合なら、全額支給した場合に比べ、6倍の額面の『商品券』が発行できる計算です。

そしてもう1つは、自分でお金を出して買ってもらう方が、“お得感”がより強く実感でき、消費を喚起する効果が格段に高いことです。

「『プレミアム』で得したし、今日は奮発してすき焼きにしよう!」

先行して実施された地域では、こんな会話がなされたかもしれません。

結果として、『プレミアム』はタンス預金に回るどころか、“得した”分に“もう少し足して”使うという、新たな消費の呼び水としての効果がわかってきたのです。

では、具体的に一体どのくらいの経済効果が見込めるのでしょうか?

財政出動による経済対策の効果を測る際、よく引き合いに出されるのが公共工事です。

正確な計測は難しいのですが、一般に公共工事の経済活動に与える効果は、短期でおよそ1.2倍くらいと言われています。

つまり、財政支出した額に対して、およそ経済活動が『2割』増えるというのが一つの目安になります。

では、各地で先行して取り組まれた『プレミアム付き商品券』の経済効果は、一体どのくらいだったのでしょう。

検証結果を見てみると、『プレミアム』を賄うための支出額に対して、何と平均して『2倍』から、大きいところでは『6倍』といった景気浮揚効果が認められています。

『2割』ではなく、『2倍』!

『プレミアム付き商品券』はまさに、庶民の家計に優しい施策であるだけでなく、経済対策としても極めて優れた政策であることがおわかり頂けたでしょうか。

細かな条件や発行時期は、地域によって異なります。お買い逃しのないよう、詳細な情報は是非お近くの公明党議員までお尋ね下さい。

そして、是非ご近隣やご友人の皆様にも教えてあげて下さいね。

それではまた。