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2016.8.31

拡張されたパナマ運河を視察

ロイ担当相と意見交換

公明党として初となる中南米訪問団(団長=山口那津男代表)は30日夜(日本時間31日午前)、最初の訪問先であるパナマの首都パナマ市に到着。翌31日午前には、拡張工事を終えて6月から運用が始まったパナマ運河を視察するとともに、ロベルト・ロイ運河担当相兼メトロ公社総裁と運河庁で会談した。

太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河は全長80キロに及び、年間約1万4000の船が利用。運河の水位が海面より高いため、太平洋側と大西洋側に、水位を調整することで船舶を上下させる閘門が設けられている。このため、閘門の幅を超える船舶は迂回するケースも続出していた。

山口代表らは、運河を拡張して設置したココリ閘門に太平洋側から大型船舶が入り、船体が上昇していく様子を視察。担当者から、通過できる船舶のサイズが、幅32.3メートルから49メートル、長さ294メートルから366メートルに拡大したことを聞いた。

一方、会談でロイ氏は、運河拡張によって船体が大きい液化天然ガス(LNG)船の通過が可能になったことに触れ、「(産地の)メキシコ湾から運河を通航することで、日本への運搬コストが大きく下がる」と述べ、日本企業のさらなる利用に期待を表明。山口代表は、「LNGは日本のエネルギー源として大変重要な意義を持っている」と述べ、運河拡張を契機とした日本とパナマの協力拡大を推進する考えを示した。
(2016/09/02公明新聞)