2019.9.15
台風15号 甚大な被害の養鶏場へ
倒壊した養鶏場を視察し、生産者の窮状を聞く富田(右から2人目)、平木(左隣)の両氏と赤間県議(左端)=15日 千葉・八街市
公明党千葉県本部の富田茂之代表(衆院議員)と平木大作幹事長(参院議員)は15日、台風15号による暴風で被災した同県八街市の養鶏場で生産者の窮状に耳を傾けた。赤間正明県議、地元市議らが同行した。
一行は、約5万羽の鶏を飼育していた寿雀株式会社を訪れ、場長の豊村正八郎さん(71)の案内で施設内を視察した。最も被害の大きかった鶏舎では、屋根が暴風で吹き飛ばされ、作業棟も倒壊した。停電は復旧したものの、餌や水を与える装置が壊れており、息絶える鶏も増えている。
鶏が日に日に痩せ細り、うめくような鳴き声を上げる光景を前に、豊村さんは「なんとかしたいけど、手を付けようがない。業者に早く来てもらえれば……」と肩を落とした。鶏舎の解体や施設の再建には数千万円の負担を見込んでいるとして、「復旧への支援をお願いしたい」と訴えた。
富田県代表は「公明党のネットワークで営農再開を全力で支えるとともに、県外からの支援策についても検討を急ぎたい」と語った。
これに先立ち一行は、市役所で北村新司市長と会い、市内の被害状況を聞き、早期復旧へ要望を受けた。