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2019.10.31

核廃絶推進委員会、青年委員会で議論

公明党の核廃絶推進委員会(座長=浜田昌良参院議員)と青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)は31日夕、参院議員会館で合同会議を開き、核軍縮の進め方を議論する「賢人会議」が取りまとめた報告書について、外務省や核廃絶に取り組むNGO(非政府組織)関係者らと意見交換した。

報告書では、核保有国と非保有国で核軍縮を巡る立場が異なる「困難な問題」の解決に向け、各国による建設的な対話が重要と強調。来年開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議を見据え、2021年に期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約の5年間延長なども求めている。

冒頭、あいさつした公明党の山口那津男代表は、報告書について「日本政府がNGOの皆さんのバックアップの下、NPT再検討会議にどう反映させるか、さらなる取り組みが必要だ」と強調し、日本が橋渡し役として、核軍縮を働き掛ける重要性を力説した。

会議には広島、長崎両県の公明議員も出席し、「日本が核保有国に直接、働き掛ける取り組みを進めてもらいたい」「被爆地の実相を知ってもらうため国際会議を開いてもらいたい」などの意見を述べた。(2019/11/01公明新聞)