公明党文部科学部会（部会長＝浮島智子衆院議員）は6日、参院議員会館で、高等教育無償化について、2024年度から中間所得層の多子世帯や理工・農学系の学生にも対象を拡大することなどを盛り込んだ政府の工程表について、説明を受け議論した。

また政府側は、貸与型奨学金の減額返還制度について、結婚や出産などのライフイベントに応じて柔軟に返せるよう、24年度から新制度をスタートさせるとした。

出席議員からは、奨学金制度の充実の確実な実施を政府に要請。減額返還については、生活が苦しくやむを得ず利用するケースがあることから、出産などに応じて積極的に活用してもらえるよう周知を促した。