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2022.9.8

核なき世界めざし歩む NPT会議、首相出席は大きな成果

公明党核廃絶推進委員会(委員長=谷合正明参院幹事長)と青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)は8日、参院議員会館で合同会議を開き、最終文書が採択されずに終わった核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議を巡り、外務省から報告を受け議論した。山口那津男代表ら国会議員、党広島県本部の議員のほか、多数のNGO関係者らが参加した。

席上、山口代表は、岸田文雄首相が日本の首相として初めてNPT会議に出席したことについて「来年のG7広島サミット(先進7カ国首脳会議)を開催する立場、また(核軍縮に関する)国際賢人会議の提案者として主張を展開したことは大事な成果だ」と力説した。

加えて、会議開催中だった8月6日に広島で国連のグテレス事務総長が核保有国に対し「核の先制不使用」などを呼び掛けたことも「意義のあることだ」と強調。「核兵器のない世界に向けて一層歩みを進める努力を堅持し、さらに大きく展開したい」と訴え、国際賢人会議やG7サミットにつなげる考えを示した。

新任の谷合委員長は、2026年に決まった次回のNPT会議も見据え「NGOや多くのステークホルダー(利害関係者)と力を合わせて頑張りたい」と語った。