2022.9.22
サイバー戦に対し、予算の充実を/党調査会 講演会
公明党外交安全保障調査会(会長=佐藤茂樹衆院議員)は22日、衆院第2議員会館で勉強会を開き、慶応義塾大学の土屋大洋教授から「デジタル技術が変える国際政治」と題した講演を聞いた。
土屋教授は、ロシアによるウクライナ侵略での情報戦などについて解説し、従来からの陸・海・空の領域に加え、宇宙やサイバー空間などにも作戦領域が広がっていると強調した。
その上で、「日本のサイバー防衛隊は能力も予算も足りていない」と指摘し、心理戦や認知戦への対応、データの獲得・分析能力の向上などが必要だとの認識を示した。
出席議員は、大量のデータを集約して保管する「データセンター」の増設・分散化に向けた政府の取り組みや、サイバー人材の確保・育成などについて質問した。